ひな人形にまつわる思い出
2009-04-23 Published in カテゴリ[ひな人形]の一覧
ひな人形にまつわる思い出、それは毎年、店頭にひな人形が並び始めると必ず思い出されます。
私が小さい頃、いわゆる今はやりの豪華なひな人形はあまり普及していませんでした。
今はどこの小売店でも、当たり前のように展示販売していて、女の子が生まれたら、当たり前に購入している家庭が多くなりました。
でも、私が小さい頃は、ひな人形はそんなにメジャーなものではなく、飾っている家は少なかったと思います。
ましてや七段飾りなんてあり得ませんでした。
まれに七段飾りを見られるとすれば、学校の和室や、公民館などの公共の施設にしかありませんでした。
毎年ひな人形が飾られると、ワクワクして見に行ったものです。
私にとってひな人形は特別なものだったのです。
そんな特別な存在のひな人形は、ある時私をどん底に陥れました。
当時、仲良くしていた友達の家に遊びに行くと、一般家庭ではあり得ないはずの、七段飾りのひな人形が私を出迎えたのです。
彼女の家は、両親、祖父母ともに学校の先生という、当時では超エリートの家庭だったのです。
私は当たり前にひな人形を披露してくれる友人に劣等感を抱きつつ家に帰りました。
そして、親に尋ねました。
「どうして家にはこいのぼりはあるのに、お雛様はないの」そうです。
私には兄がいて、立派なこいのぼりはありました。
だけどひな人形はなかったのです。
当時は近隣の家ではメジャーなものではないと教えられていたので、友達の家にひな人形があった事と、兄妹で差がつけられていたことに疑問を抱き始めたのです。
その時、親が必死で言い訳していたことを、今でも思い出します。
今となったら笑い話ですが、当時は深刻でした。
いつか女の子が生まれたら、ひな人形を買ってあげたいと思います。